【中国成都】Asia Communication and Photonics Conference (ACP) 旅行記
こんにちは、ジーセです。
もう2週間ほど前にもなりますが、中国の成都市というところで開かれたACPという学会に参加してきましたので、弁理士の勉強とは全然関係ありませんが旅行記を記したいと思います。
【1日目】
10年ぶりの飛行機ということで、かなり緊張したままフライト3時間前に関西国際空港にIN。直前までそんな気はなかったのですが、万が一のことがあったら怖いと思い、イモトのWi-Fi(500MB/日・金盾対策済プラン)をレンタルしました。これが結果的には大正解で、しかも大学からレンタルWi-Fi代はペイバックされるということらしく、どうせなら無制限プランにしておけばよかったと思いました。
外貨両替で2万円を1200元に交換してもらい、準備万端でフライトまで時間をつぶします。
これが日本で過ごす最後の夜か~なんて思いながら搭乗口まで。体感では、8割くらいは帰国する中国人、残りが日本人という感じでした。
久しぶりの飛行機、大丈夫だろうかと思いながらあの雰囲気の通路を歩いていく。
航空会社はAir Chinaという会社でした。ネット上の評判ではメチャクチャに書かれてましたが、CAさんの英語があまり上手くないこと以外普通でした。離着陸の時間もピッタリでした。
機内食はこんな感じ。右下のは四川風の牛肉入りご飯でした。機内食なんて全然期待していなかったのですが、本当においしかったです。
中国につきました。てっきり機内から直接室内に行くのかと思いきや、屋外におろされます。ここからシャトルバスで建物まで運んでもらいました。
税関付近で並びに並んで迷いに迷った挙句、なんとか検査の類を突破。
自由の身になったので、とりあえず100元札を崩すためにコンビニでコーラを買いました。店員さんの愛想があまりよくなく、いきなり中国の洗礼を受けたような気がしました。
それからタクシーでホテルまで運んでもらい、その時点で23時半くらいだったのでその日は観光はせずにそのまま睡眠…。
ちなみにホテルの部屋はこんな感じ。一泊500元(8500円くらい)でこのクラスのホテルに泊まれるのは中国の物価ならではなのでしょうか。
【2日目】
朝からホテル付近を少し観光。
ホテル全体の外観はこんな感じ。メチャデカイです。
中は、ショッピングモールや
プールや
レストランがあり、
宿泊棟はこんな感じでした。
中がとても広いので、巡回バスが走っていました。
部屋のベランダから見た外の様子。まるで遊園地です。
全体がビニールハウスのように覆われていて、雨とは無縁です。
宿泊棟の中はこんな感じ。
そんなこんなで2日目は終わり。
【3日目】
3日目はホテルから出て、街の様子を見て回りました。
歩いてて思ったのは、とにかく道が広いということ。国土が余ってるのがひしひしと伝わってきました。
レンタルサイクルがいたるところにありました。
レンタルサイクルもQR決済で借りるようです。
中国のセブンイレブンの様子。おいてある商品に違いはあれど、雰囲気は日本のセブンとそっくりです。
発表は4日目だったのですが、3日目に受付。受付の学生の方が、それまでに会った中国人の中で一番英語が流暢でした。
トートバッグと参加賞を受け取り、
こんなオマケも貰いました。あまりにもデカかったのでホテルに置いて帰りました。
【4日目】
4日目は朝から発表練習をしたり、ポスターの準備をしたり…。海外の研究者とのディスカッションを経て、意外と自分の英語力って高いなと思いました。
それまでずーっとホテルの食事だけだったのですが、最終日ということで勇気を出して現地のお店で辛そうな麺料理を注文しました。もちろんメニューは読めなかったので、「この店で一番人気のものをください」とGoogle翻訳に言ってもらいました。文明の利器です。
【5日目】
そしてなんやかんやあって帰国便に搭乗。このときの安心感といったらなかったですね。
【総評】
自分の喋る言葉が誰にも通じないというのはなかなか孤独。
日本に来ている中国人にも優しくしてあげようと思った。
スイミングスクールに通わせる意義と「仮説と検証ループ」
私はかれこれ6年ほどとあるスイミングクラブでインストラクターのアルバイトをしているのですが、スクールに通う子どもたちを指導する上で気を付けていることがあります。それは
「必ずしも水泳を上達させなくてもいい」と思うこと
です。こんなことを言うと水泳技術を向上させるためにお子様をスイミングクラブに通わせている親御さんから怒られそうですが、特に子どものスクールで良い指導をする上では数少ない真理のひとつではないかと思っています。
残酷ですが、あらゆるスポーツには向き・不向きがあり、水泳も例外ではありません。同じ質の指導をしても、ポンポンと進級していく子となかなか進級できない子が現れます。指導をしていると、センスという以外に説明のしようがないほど上達が早い子は必ずいます。
そのようないわゆるセンスのある子は、指導者にある種の万能感を与えてくれます。オレの指導のおかげでこの子はあっという間に上達したという自信を得ることができます。調べても出典が見つからなかったのですが、シンクロナイズドスイミングの井村コーチも同様のことをテレビの特集でおっしゃっていたと思います。
「水泳を上達させないといけない」という視点に立つと、おそらく上記のような中毒性にハマってしまい、水泳の上達が緩やかな子を敬遠することになります。いわゆる選手コースのような全国大会に出場する子を育てようというコンセプトのチームならまだしも、クロールすらまだ泳げない子に指導する人間は絶対にこうなってはいけません。
また、親御さんのなかでも「うちの子はなかなか進級しなくて…」と心配される方がいらっしゃいますが、良いコーチに指導を受けているとしたら、それを心配することはナンセンスです。なんなら、進級することを子どもに求めてはいけないとすら私は思っています。社会性を身に着けるためにとか、体力向上のためにとか、そういうのもスクールのレッスンにおいて本質的な目標ではないかなと思っています。
私は、スイミングクラブに限らず、あらゆる習い事において身に着けるべきなのは「仮説と検証ループ」を自分で回す能力だと思っています。(仮説と検証ループはPDCAサイクルと似た概念だと思いますが、PDCAについて詳しく知らないので、ここでは自分で作った仮説と検証ループという単語を使います。)
仮説とは「前回はこれが原因で上手くいかなかったんじゃないか?」と考える力、
検証はその仮説がどの程度正しかったかを評価する力です。
一般的に、なにかの実力が上がるスピードは
仮説と検証ループの強さ × 才能の係数 × 練習量
で決まると思っています。
仮に練習量と才能が同じだとすると、上記のようなイメージになります。(歯車は回転速度とトルクが反比例の関係にあるので正確さに欠くと思いますが、あくまでイメージとして捉えて頂ければと思います。)
実力を伸ばす上で才能も大事なので、仮説と検証ループをが強くなっても水泳における才能の歯車が小さければ水泳の実力は伸び悩みます。しかし、たとえばテニスにおける才能の歯車が大きければ、おそらくテニスを始めた途端実力はメキメキと上がっていくでしょう。
スイミングスクールに通う子が高校卒業くらいまで水泳をやっている割合というのは数パーセントだと思います。しかし、水泳を通して身に着けた仮説と検証ループは生涯のあらゆるものに応用できると思います。
最初の話題に戻りますが、
・コーチは水泳の実力そのものに注目するのではなく、その子の仮説と検証ループを強化する指導を心がけるべきである
・お子様をスクールに通わせる親御さんは、進級を望むのではなく仮説と検証ループがお子様の中で形成されてるかに注目して応援してあげてほしい
というのが結論になります。
とはいっても、進級バッジは即物的で分かりやすいですが仮説と検証ループが形成されているかは目では見えないので親御さんとしては不安に思うこともあるかと思います。ぜひ、レッスンの後で「今日はどういうところを気を付けたの?」「どんなことしたら上手くいった?」というように声をかけてその日のレッスンのセルフフィードバックを促してあげてください。
【図解こんなかんじ】訂正審判・訂正の請求についていろいろ
今日は過去問の範囲が訂正審判・訂正の請求のあたりだったんですが、死ぬほど出来が悪かったので図にまとめました。
特許無効審判だけ、とか訂正審判だけ、とかならまだ解けるんですが「特許無効審判に対して訂正の請求がされて、それに対する審決取消訴訟が提起されて…」となると急激に難易度が上がるような気がします。
【図解こんなかんじ】実施/間接侵害
列挙してある系の条文を暗記するのがとにかく苦手すぎる…
短答模試までにやるべきことリスト
こんにちは、ジーセです。
10月15日あたりに短答模試をやろうと計画しているのですが、現状何がやってあって、残り何をしたらいいのか整理します。
・すでにやってあること
特実(PTC出願はチョット)
商標(マドプロはチョット)
条約
意匠(改正前)
不正競争チョット
・これからやるべきこと
・PCT出願手続
・マドプロ手続
・意匠(改正後)
・不正競争
現在はアウトプットとしてアガルートの短答過去問解析講座を一日15問ずつ進めており、インプットとしてはアガルートの総合講義・短答知識完成講座か条文集の素読みをしています。
ただ、なんとなくしっくり来ないというか、自分のスタイルのようなものを確立できていない気がするんですよね。
予想なんですけど、アウトプット/インプットというふうに分けるのではなく、狭く深くやる時間/浅く広くやる時間で分けるというのもひとつの手なのかな~という感じです。
狭く深くやるときは過去問を解き、分からなかったところを条文集にマークし、特に理解が浅いところはアガルートを見直す。1問にかかる時間は長くなりますが、条文集を充実させていきつつ着実に知識はついてくると思います。
広く浅くやるときは条文集の素読みを、とにかく15秒程度でページをめくっていって毎日1周読む、みたいな。いちいち条文をしっかり読み直していると日が暮れてしまうので、接触回数をとにかく確保したいですね。
"この調子でいけば"1月には短答の知識はかなりイイカンジになるはずなので、試行錯誤することになると思いますがなんとかやっていきたいです。
短答点数シミュレーション
こんにちは、ジーセです。
短答の点数シミュレーションをしてみました。
シミュレーションを簡単化するために、
・60問すべてが最近増えつつあるという「いくつあるか問題」であるとする
(実際には択一問題もあり、そちらのほうが点数は取りやすいためシミュレーションでは低めに点数が算出されていると考えられる)
・「確実に切った」と思った枝は必ず正答するとする
(確実に切ったと思ったけど実は何かを見落としていて誤答してしまうというようなパターンは想定しない)
という前提を置いた上で、
n本の枝を切れる問題の割合を{y_n}とし、確実には切れない枝で正答する確率を{x}として、以下の計算式により合格点を算出しました。
第n項は(6-n)枝を確実に切れない問題から獲得できる点数の合計です。
たとえば第1項について、1枝も確実に切れない問題が60問中20%あり、
確実には切れない枝で正しい〇×を選べる確率が60%であるとすると、全ての枝を60%だけ頼れる勘によって解くことになるため、
第1項 = 60*(0.2)*(0.6)^5 ≒ 0.93点となります。
もうひとつ例を挙げると第6項について、5枝全てが確実に切れる問題が60問中30%あり、それらの問題では確実に点数がとれるので、
第6項 = 60*(0.3) ≒ 18点となります。
以上のような方法でシミュレーションをしてみると、次の図のような結果になりました。
Aグループ、Bグループ、Cグループの間の違いは「確実には切れない枝で正答する確率」のみで、それぞれ0.5、0.6、0.7となっています。
表の横方向の違いは確実に切れる枝の割合のみで、左がイマイチ、右が優秀となっています。
結論としては、当然と言えば当然かもしれないのですが、
・Aグループのように確実には切れない枝で完全に勘に頼らざるを得ない場合、ほとんどの問題で確実に5枝または4枝を切れなければならない
・Cグループのように確実には切れない枝でも70%程度の確率で正答できる場合、確実に切れる枝は少なくても合格点に到達する
ということですね。
Aグループの場合は、合格基準点を取るためにA5くんのように少なくとも60問中30問は5枝を確実に切らなくてはいけないようですが、これは結構難しいことではないかと思います。
それに比べれば広く浅く勉強して、C3くんのように3割程度しか5枝切れなかったとしても勘で正答できる枝を増やすことのほうが合格に近づきやすいかな?という感じがします。
実際の合格者の方の実感にマッチするかはわかりませんので、ご意見など下さるとありがたいです。
【図解こんなかんじ】134条など 訂正の請求とその補正ができるタイミング
たくさんあって大変ですよね。
図にして初めて気づいたことですが、請求者が起点となって訂正・補正可能期間が始まる場合と審判官が起点となって始まる場合があるんですね。